*

My Digital Memory

By M. Hashimoto

横田基地

2010年8月に横田基地で行われた友好祭で撮影した写真です。日本国内で治外法権となっている基地の中がどうなっているのか、一度自分の目で確かめたくて、炎天下の中を歩き回りました。実際に見た感想は、思っていて以上にだだっ広く、「まぎれもなく外国だ」ということでした。
軍事オタクと間違えられるので、あまり派手には撮影していませんが、普段見られないものが並んでいるという基地については、納税者として誰でもが一度見ておく必要があるかもしれません。

警備上の都合か、入退場は1つのゲートに限られていました。入ると手荷物の検査があり、防弾チョッキらしきものを着て金属探知機を持った米兵が検査をしています。
猛暑のせいか熱中症で運ばれる人も多く、米国製の大型救急車が走り回っていました(左)。格納庫前の広場には出店がいっぱい出ています(右) 。
飛行機の格納庫が臨時の屋内ステージとなり、日差しを避ける人たちでいっぱいになっていました(左)。自衛隊が基地の警備に使っている装甲自動車。ハマーのもとになったものの日本版でしょうか。ちなみに小松製作所製でした。
で韓国の基地から飛んできたA-10サンダーボルト戦闘機。主に地上の戦闘車両を攻撃するらしく、湾岸戦争でも活躍したとか。右は機首の下についている30mmガトリング砲。
左はF18戦闘機(?)。岩国基地から来たようなので、海兵隊の空軍でしょうか。右は青森県の三沢基地から来たF16戦闘機(かな?)。
F16のコックピット。風防の下に、パイロットと整備士?らしき人の名前が書かれていました(左)。右はC130輸送機。自衛隊も使っていてテレビの国際貢献でも何度か見た記憶があります。
これも湾岸戦争で活躍した対戦車ヘリコプター。これは自衛隊のものでした。機首に赤外線カメラが付けられて、その下には30mmガトリング砲がついています。右は火器管制を行う前の座席ですが、こんなにスイッチが多くてはとても覚えられそうにありません。ちなみに、前の席でも操縦は出来るんだそうです。
これもテレビでよく見る双発の大型ヘリ。胴体横のふくらみは燃料タンクのようですが、これでは弾が当たったらひとたまりもないのでは?(左)。祭りの最中に突然3機の大型輸送機が発進していきました。デモンストレーションなのか本当に業務なのかよくわかりません(右)。

会場の一番端に展示されていた最新鋭のF22戦闘機。ステルス仕様だけあって近未来の姿をしています(上)。秘密性が高い飛行機だけあって、他のものより警戒線が離れて設置されており、実弾が込められているであろう自動小銃と拳銃を持った警備兵が2人で見張っていました(下)。
左は自衛隊のF-2という支援戦闘機。多分、地上の部隊を支援するんでしょうね。コンパクトで日本らしいといえば日本らしいのですが、最新鋭と比べると・・・?そして、今の主力であるF-15。採用したときは1機100億円と新聞に出ていました。それでも時代遅れになりつつあるそうで、実にもったいないことです。
もう、何というか、懐かしいものがまだ飛んでいたとは、という感じです。このファントム(左)は、確かベトナム戦争時代の主力戦闘機だったと記憶していますが、中国や北朝鮮の最新鋭機にかなわないと思うのですが、どうして退役させないのですかね。右は海上自衛隊の救難ヘリコプター。少し武器から離れてホッとします。